今や大企業が中小企業の経営者に学ぶ時代。
規模・知名度ではなく「いい会社」かどうか、
を基準に会社選びをしませんか?
「いい会社」とは
「いい会社」は厳密には人それぞれです。自分のアイデアを形にしたければ風通しの良いオープンな会社、プロフェッショナルとして自分を磨きたければ多少厳しくても鍛えられる会社、があなたにとっての「いい会社」です。
しかし、私たちには1つ、どうしても譲れない条件があります。
それは人を大切にしていることです。
もう少し詳しく説明すると
- 1.社員と、その家族
- 2.取引先と、その家族
- 3.お客様
- 4.地域社会
を大切にしている企業です。
例えば、私たちの基準では以下の企業
は掲載の対象になりません。
- 1.過去5年間リストラをしたことのある企業
- 2.重大な労働災害を発生させたことのある企業
- 3.重大なコンプライアンス違反を発生させたことのある企業
【特徴1】人を大切にしている
売上利益が上がると、社員をはじめとする関係者に多く分配されて、経済的に豊かになります。そのため、売上利益を上げることは重要です。また、継続的に売上利益が上がるということは、価値あるものをお客様に提供している証でもあります。
しかし、売上利益が上がり、企業規模の成長を目的にしたらどうなるでしょう。時として、社員の残業が多くなる、取引先に厳しい条件を突きつけるといったように、関係者が不幸になってしまう可能性も出てきます。
つまり、売上利益は、関係者を幸せにするための手段、或いは、結果でなければなりません。
しかし、売上利益を目的にしてしまっているといった本末転倒な企業もあります。何のために、売上利益を上げることが重要なのかをしっかり理解しているのがいい会社の特徴です。
【特徴2】社員のモチベーションが高い
業績がいい会社のモチベーションは、必ずしも高くありません。環境がいい、時流に乗っているといった外的な要因や、社員の給料を安く抑えているといったことでも高い利益を出すことは可能です。
一方、社員のモチベーションが高い企業は、安定的に高いパフォーマンスを上げることができます。なぜなら、お客様がビックリするような製品を開発するのも、感動するサービスを提供するのも社員だからです。社員のモチベーションが高い企業は、外的要因で一時的に業績が落ち込んだとしても必ず回復します。
【特徴3】地域社会での役割を果たし、地域の人たちに好かれている
地域を大事にしているので地域の人達に好かれています。意外と知られていません。
いい会社は、利害関係者の幸せの追求を第一に考えています。
そのため極端な事業拡大や利益拡大を望まないために、傍から見れば地味な会社が多いのが特徴です。企業市民という言葉があります。企業は利益を追求する以前に良き市民であるべきであるという考え方です。つまり、社会において企業は権利を行使できることと同時に義務も負うべきだということを自覚し行動しています。
他にもありますが、上記の中で、最も大切なのは、【特徴1】です。
いい会社の定義でも示しましたが、
ステークホルダー(社員とその家族、取引先とその家族、顧客、地域社会の順番)の
永遠の幸せの追求を目的とする会社が、いい会社の特徴なのです。